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原爆投下は必要だったのか? オバマ氏広島訪問で議論再燃

2016年5月19日 14:34 発信地:ワシントンD.C./米国

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原爆投下は必要だったのか? オバマ氏広島訪問で議論再燃
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米首都ワシントンのスティムソン・センターが所蔵する、1945年8月に投下された原爆のきのこ雲の写真。米軍によって撮影され、当時の政府高官らに公開された。同センターが所蔵する原爆関連写真は近く広島平和記念資料館に寄贈される予定(2016年5月16日撮影)。(c)AFP/Nicholas Kamm

【5月19日 AFP】来週に予定されているバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の広島訪問は、人類史上初めての原爆投下という、当時のハリー・トルーマン(Harry Truman)大統領の画期的な決断をめぐる感情的な議論を再燃させている。

 前任のフランクリン・ルーズベルト(Franklin Roosevelt)の急死を受け大統領に就任してから13日後の1945年4月25日、トルーマンは衝撃的な機密事項の報告を受けた。

「おそらく4か月以内に、人類史上もっとも恐ろしい兵器、1つの都市すべてを破壊できる爆弾が完成する見込み」。当時の陸軍長官、ヘンリー・スティムソン(Henry Stimson)は、手書きのメモでこう記している。

 ルーズベルト政権で副大統領を務めていたにもかかわらず、トルーマンはそれまで、世界初の原子力爆弾を製造する「マンハッタン・プロジェクト(Manhattan Project)」の存在を知らされていなかった。

 その後4か月の間に、原爆実験の成功、目標の選定、推定21万4000人の命を奪った広島と長崎への「リトルボーイ(Little Boy)」と「ファットマン(Fat Man)」の投下、日本の降伏が続いた。

 トルーマンの決断の早さや背景、余波については、現在も議論の的となっている。特に日本では、原爆投下による市民の大量殺害は行き過ぎで、おそらく戦争犯罪ですらあるとの意見が、世論の大半を占める。

 一方、今回の広島訪問は罪の告白に等しいと懸念する識者らは、オバマ大統領に対し、謝罪をしないよう訴えている。

 ノートルダム大学(University of Notre Dame)のウィルソン・ミスキャンブル(Wilson Miscamble)教授(歴史学)は、「オバマ氏は5月27日の広島訪問で、トルーマンと距離を取るべきではない。むしろ、恐ろしい戦争を終わらせた大統領に賛辞を贈るべきだ」と書いている。


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