【5月17日 AFP】インドネシアの警察当局は17日、同国ジャワ(Java)島でここ数日の間、密造酒を飲んだ男性12人が死亡したと発表した。現在も4人が病院で治療中だという。

 17日までにジャワ島中部のバントゥル(Bantul)地区で自家製の密造酒を販売した疑いで男が逮捕され、酒81瓶が押収された。過失致死で有罪となった場合、禁錮15~20年が科される可能性がある。警察は現在、酒に含まれていた成分について調べている。

 飲酒が禁じられているイスラム教徒が国民の大半を占めるインドネシアでは近年、密造酒を飲んで死亡した事例が相次いでいる。今年2月下旬には、バントゥル地区の隣のスレマン(Sleman)地区で、やはり自家製醸造酒を飲み26人が死亡している。(c)AFP