【5月16日 AFP】米ロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)が15日、ボーカルのアンソニー・キーディス(Anthony Kiedis)がウイルス性腸炎で入院したことを受け、2つ目となる公演の中止を発表した。

 オルタナティブロックバンドとして絶大な人気を誇り、今年のフジロックフェスティバル(Fuji Rock Festival)にも出演予定の同バンドは14日にも、出身地ロサンゼルス(Los Angeles)のラジオ局KROQが主催する定例のロックコンサート「ウィーニー・ロースト(Weenie Roast)」への出演を土壇場で中止していた。

 同コンサートでは、バンドのメンバーが楽器を持たずにステージに登場。ベーシストのフリー(Flea)が観客に向かって、キーディスが胃痛を訴え病院に向かっていると説明した。観客がネットに投稿した画像のなかで、フリーは「今夜は演奏できない。でも、できるだけ早く、みんなの前で演奏する。愛にあふれた野生動物のようにね。それが俺たちだから」と語りかけている。

 バンドは15日の声明で、キーディスは「ウイルス性腸炎の合併症」で入院し、「間もなく完治する見込み」だと説明。だが、17日に予定されていたロサンゼルス公演を中止すると発表した。(c)AFP