【5月14日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2016)は13日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、7-6で第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を下し、準決勝に進出した。

 ジョコビッチは準決勝で、第13シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を6-3、7-5で退けた第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)と対戦する。

 ジョコビッチは両セットで先にナダルのブレークを許しながらも巻き返し、2時間25分で勝利を収めた。これでジョコビッチは、2014年の全仏オープン(French Open 2014)決勝でナダルに敗れて以来、同選手からは15セットを連取している。

 一方、第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-1、7-5で第12シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を退け、ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)では2大会連続となる決勝進出に向けて駒を進めた。

 先週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2016)決勝でジョコビッチに敗れたマレーは、準決勝でラッキールーザーのリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)と対戦する。プイユは、フアン・モナコ(Juan Monaco、アルゼンチン)の棄権により4強進出を決めている。

 マレーはローマ(Rome)で自身初となる決勝に進出するとみられているが、22歳のプイユが3回戦でダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)から金星を挙げていることもあり、何の保証もない。

 マレーは、「彼(プイユ)は先週ゴフィンに勝って、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)ではリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)に勝っている。今週は少しついているようだけれど、それでも好調だ。簡単だとは思っていないよ」と警戒している。(c)AFP