【5月12日 AFP】サッカー元ノルウェー代表で、ドイツ・ブンデスリーガなどでFWとして活躍したヨルン・アンデルセン(Jorn Andersen)氏が、北朝鮮代表の新監督に就任する可能性があることがわかった。11日、ノルウェーのテレビ局NRKが親族の談話として報じた。

 現時点でコメントの裏は取れていないものの、報道によれば、53歳のアンデルセン氏は北朝鮮代表チームと1年の契約を結ぶ予定だという。

 ノルウェー代表としても27キャップを刻んだアンデルセン氏だが、最も思い起こされるのはブンデスリーガでの活躍で、1989-90シーズンにはフランクフルト(Eintracht Frankfurt)で18ゴールを挙げ、外国籍選手として初めて同リーグの得点王に輝いた。

 ドイツを離れた後、スイスでキャリアを継続したアンデルセン氏は、2015年12月まではオーストリア2部のSVアウストリア・ザルツブルク(SV Austria Salzburg)を率いていた。NRKによれば、同氏は1993年にはドイツの市民権を取得している。

 一方、オーストリアの日刊紙ザルツブルガー・ナーハリヒテン(Salzburger Nachrichten)は、「北朝鮮のサッカー事情に詳しい」匿名筋のコメントとして、アンデルセン氏は、ベルギーのとある人物と並ぶ二人の候補のうちの一人だったと報じている。

 現在FIFAランキング112位の北朝鮮は、1966年のW杯イングランド大会と2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で本大会に出場。しかし、2018年に行われるロシア大会(2018 World Cup)については、すでにアジア2次予選での敗退が決まっている。(c)AFP