水星の太陽面通過を観測、100年に13回の天体ショー
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【5月10日 AFP】9日、太陽と水星と地球が1列に並ぶ非常に珍しい現象が観測された。この現象は100年に十数回しか起こらないという。
水星は太陽上に少しずつ動く黒い点として現れ、この世紀の天体ショーは7時間半ほど続いた。
太陽系の最も小さな惑星である水星は88日かけて太陽の周りを公転し、116日に1回の割合で地球と太陽の間を通過する。
だが、水星と地球の太陽周回軌道には傾きがあるため、太陽・水星・地球が一直線に並ぶこの現象は100年に13回しか起こらないという。天文愛好家たちは数千万キロメートル離れた水星の観察を大いに楽しんだ。(c)AFP