【5月8日 AFP】アフガニスタン南部カンダハル(Kandahar)で7日朝、アフガニスタン軍の制服を着た男2人が発砲し、北大西洋条約機構(NATO)のルーマニア人兵士2人が死亡する事件が起きた。容疑者2人は他のNATO兵士に射殺された。

 ルーマニア国防省によると、事件はアフガニスタン警察の訓練中に発生した。この事件で別のルーマニア人兵士1人も負傷し、ドイツの病院に搬送された。

 今回の攻撃について、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は犯行声明を出していない。タリバンは先月、毎年春に実施する恒例の攻撃を開始すると述べ、アフガニスタン国内で「大規模な攻撃」を行うと発表していた。

 アフガニスタンの兵士や警察官が外国の兵士に銃を向ける、いわゆる「グリーン・オン・ブルー」事件はアフガニスタンの治安部隊と共同で戦ってきたNATOにとって大きな問題であり続けて来た。

 欧米の軍当局者は、この種の事件の多くは敵による計画的な攻撃ではなく、個人的な恨みや文化的な誤解から発生することが多いと述べている。この種の事件は近年減少したものの、地元兵士と外国人兵士の間に強い不信感を生む大きな原因となっているという。

 NATOはアフガニスタンでの戦闘任務を2014年12月に終えて既に大半の人員が国外に引き揚げたが、現在も1万3000人がアフガニスタンに残って治安部隊の訓練やテロ対策作戦などを実施している。(c)AFP/Mamoon Durrani