【5月4日 AFP】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)のシンクタンク、米韓研究所(US-Korea Institute) は4日、新たな衛星画像から、北朝鮮が、新型の弾道ミサイル搭載潜水艦の建造、進水準備を進めるための造船所の外側の改修工事を終えたとの見方を示した。

 北朝鮮は4月23日、日本海に向けて潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行ったとみられているが、米韓研究所によれば、この発射実験から5日後の28日付の衛星画像には、新浦南(Sinpo South)造船所で、発射実験後の整備作業が行われている様子や、潜水艦を建造する施設の外側の改修工事が終了し、新しい船舶を進水するスロープが完成間近であることが捉えられているという。

 米韓研究所はまた、新型の弾道ミサイル搭載潜水艦が稼働するのは早くても2020年になるとみられるが、北朝鮮が実用的なSLBMを開発する努力は明らかに「進展してきている」という。

 韓国政府は、SLBMは爆発し実験は失敗したとみているが、一方で米韓研究所は成功したとみている。(c)AFP