【5月4日 AFP】(更新、写真追加)米大統領選の共和党候補指名争いで3日、テッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員はインディアナ(Indiana)州予備選で惨敗したことを受けて、選挙戦からの撤退を表明した。

 クルーズ上院議員は同州の州都インディアナポリス(Indianapolis)で支持者らを前に「私は最初から、勝利への現実的な道がある限り戦いを続けると言ってきた。今夜、残念ながら、その道は閉ざされたようだ」と述べた。

 クルーズ上院議員の撤退により、共和党候補指名争いで首位を走るドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に挑むのは指名争いで低迷しているオハイオ(Ohio)州のジョン・ケーシック(John Kasich)知事ただ一人となる。

 またラインス・プリーバス(Reince Priebus)共和党全国委員長は同日、クルーズ上院議員の撤退表明を受けて「ドナルド・トランプが共和党指名候補となるだろう。われわれは団結し(民主党候補指名争いで首位の)ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏に勝利することに集中する必要がある」とツイッター(Twitter)に書き込み、トランプ氏が11月の大統領選の共和党指名候補になることを事実上保証した。(c)AFP