【5月3日 AFP】イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)を1シーズンで優勝に導いたクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督は、誰も予想していなかったチームの快挙を受け、選手の「決意」と「スピリット」をたたえた。

 ラニエリ監督は、レスターの公式ウェブサイトで「とても誇りに思う。レスターの選手、会長、スタッフ、ファンのみなさん、そしてレスターのコミュニティーにとっては喜ばしいことだ」とコメントを発表した。

 昨季はどうにか降格を逃れ、開幕前の優勝オッズは5000倍とされていたレスターは2日、リーグ2位のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が2-2でチェルシー(Chelsea)と引き分けたため、創設132年にして、初のプレミア制覇が決まった。

 これまで1部リーグでのタイトル獲得は一度もなく、レスターの指揮を任されることが決まると、物笑いの種にされることもあった64歳のラニエリ監督にとって、この戴冠は個人的にも大きな勝利となった。

「ここに来た時は、この結果は予想もしていなかった。私は実用主義の人間で、ただ毎試合に勝つこと、毎週選手たちの力を向上させることを望んできた。チームがどこにたどり着くのかなんて、ほとんど考えたこともなかった」

「選手たちは素晴らしかった。彼らの集中力、決意、スピリットが優勝を実現させたのだ。選手たちは毎試合、互いに競い合った。私はそういう選手の姿をみるのが大好きだ。彼らは王者にふさわしい」

 7日にホームで行われるエバートン(Everton)戦の後、レスターは、プレミアリーグの優勝杯を受け取ることになっている。(c)AFP