【4月30日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は29日、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)で現在アシスタントコーチを務めるルーク・ウォルトン(Luke Walton)氏と新ヘッドコーチ(HC)就任で合意したことを発表した。

 現役時代にレイカーズでプレーした36歳のウォルトン氏は、今季終了までウォリアーズのアシスタントコーチを務め、来季から球団史上26人目の指揮官として古巣に復帰する。

 ウォリアーズのコーチ陣に加わって2年目のウォルトン氏は、腰の手術を受けて静養中だったスティーブ・カー(Steve Kerr)HCに代わって今季開幕からチームの指揮を執り、代理期間中は39勝4敗の成績を残していた。しかし、カーHCの現場復帰に伴い、再びアシスタントコーチに戻っていた。

 レイカーズのミッチ・カプチャック(Mitch Kupchak)ゼネラルマネジャー(GM)は、「ルークがロサンゼルス(Los Angeles)に帰ってくることをうれしく思う。彼がここで指導者としての素晴らしいキャリアを築いていくことを期待している」とコメントした。

「彼は優秀な若手指導者の一人だ。彼が将来、チームを率いてくれることを幸運に思っている」

 レイカーズは24日、今季までチームの指揮を執ったバイロン・スコット(Byron Scott)HCを解任している。スコット前HCはレイカーズの指揮を執った2年間で38勝126敗の成績を残し、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)にとって現役最後となった2015-16シーズンは、球団史上最低となる17勝65敗に終わった。

 ウォルトン氏は現役生活を10年で終えると、2013-14シーズンはメンフィス大学(University of Memphis)のアシスタントコーチを務めながら、NBAデベロップメントリーグ(NBA Development leagueNBADL)のロサンゼルス・ディーフェンダーズ(Los Angeles D-Fenders)に選手兼コーチとして所属し、その後ウォリアーズのコーチ陣に加わった。

 ウォルトン氏はレイカーズとクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)で通算564試合に出場し、1試合平均4.7得点、28.8、2.3アシストの成績を残し、2009年と2010年にはレイカーズのファイナル制覇に貢献している。(c)AFP