【4月29日 AFP】フィリップ・ハモンド(Philip Hammond)英外相は28日、キューバに到着した。英政府が発表した。英外相の同国訪問は1959年以降初めて。訪問中にはキューバ外相らと「金融サービス、エネルギー、文化、教育」分野での協力について協議する予定だ。

 先月には、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が、米・キューバ間で冷戦(Cold War)以降50年にわたり続いた国交断絶に終止符を打つ歴史的歩み寄りの一環として、キューバを訪問していた。

 英外務省によると、ハモンド外相は、キューバのブルノ・ロドリゲス・パリジャ(Bruno Rodriguez Parrilla)外相ら政府高官と一連の会合を持つ予定。

 また、「キューバの対英国債務再編に関する2国間協定」に調印する他、金融サービスからエネルギー、教育など広範な分野における今後の協力関係で合意に達する見込み。ハモンド外相はさらに、キューバにおける社会・経済変革、人権、貿易、ジカウイルスなどの保健問題への対応などの諸問題を提起する意向だという。(c)AFP