【4月29日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2015-16)は28日、準決勝の第1戦が行われ、終盤にアドリアン・ロペス(Adrian Lopez)が決勝点を挙げたビジャレアル(Villarreal CF)が1-0でリバプール(Liverpool FC)に勝利し、初の決勝進出に王手をかけた。

 この試合でビジャレアルはチャンスを何度か逃したものの、迎えた後半ロスタイム、ペナルティーエリア内にボールを持ち込んだデニス・スアレス(Denis Suarez)の折り返しから途中出場のロペスがゴールを決めた。

 対するリバプールは、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)のシュートがポストに嫌われるなど決定機を生かせず、5月18日にバーゼル(Basel)で行われる決勝に進出するためには、本拠地アンフィールド(Anfield)での第2戦で逆転しなければならなくなった。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、英BTスポーツ(BT Sport)に対し、「試合終了間際の失点は不満に思っている」とコメント。「まだ第1戦が終わっただけだ。今日は運がなかったけれど、われわれはアンフィールドで強さを発揮することを知っている」

 一方、同日に行われたもう1試合では、セビージャFC(Sevilla FC)が敵地でシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)と2-2で引き分け、3年連続決勝進出に向けて優位に立った。

 セビージャは序盤にビトロ(Victor Machin Perez "Vitolo")のゴールで先制したが、シャフタールはマルロス(Marlos Romero Bonfim)とタラス・ステパネンコ(Taras Stepanenko)が得点を記録し、逆転に成功した。

 しかしながら、セビージャは後半37分にケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)のPKで同点に追いつき、次週の第2戦に向けて大きなアドバンテージを手にした。(c)AFP