【4月27日 AFP】北朝鮮が、平壌(Pyongyang)郊外の火力演習場に韓国の青瓦台(Blue House、大統領府)のレプリカを建設し、プロパガンダのための演習の一環として破壊する準備を進めているとみられることが分かった。韓国軍が27日、明らかにした。

 韓国軍合同参謀本部(JCS)の高官によると、北朝鮮の部隊は今月前半、実物の半分のサイズに相当する青瓦台のレプリカを建設。この高官は「北朝鮮は、青瓦台のレプリカを標的にした模擬攻撃を披露する準備を進めているとみられる」と語った。30門前後の重火器が、覆いに隠されて演習場に運び込まれているという。

 また、「演習は、韓国に対する敵対心をあおり、(金正恩〈キム・ジョンウン、Kim Jong-Un〉第1書記への)忠誠心を奮い起こし、韓国で治安への不安をかき立てるのが狙いとみられる」と同高官は述べた。(c)AFP