【4月27日 AFP】米アップル(Apple)は26日、16年1~3月期決算を発表し、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の販売台数が2007年の発売開始以来、初めて減少に転じ、13年ぶりの減収となったことを明らかにした。

 iPhoneの販売台数は同四半期、前年同期の6117万台から16%減の5119万台となった。 最終利益も、同136億ドル(約1兆5100億円)から105億ドル(約1兆1700億円)に減少している。

 iPhoneの販売台数が伸び悩んだことで、売上高は、昨年の580億ドル(約6兆4500億円)から506億ドル(約5兆6300億円)に減少。2003年以来、前年比で始めて減収に転じた。

 アナリストらは、飽和状態にある世界のスマートフォン市場を考えると、この落ち込みは驚くべき結果ではないとしている。中国での同社収益は前年比で26%減少し、125億ドル(約1兆4000億円)だった。(c)AFP