【4月26日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は25日、同日行われた第35節の試合で、2位のナポリ(SSC Napoli)が0-1でASローマ(AS Roma)に敗れたため、歴代最長に並ぶ5年連続のリーグ優勝を確定させた。

 1935年に続いて、クラブ史上2度目のリーグ5連覇を果たしたユベントスは、24日のフィオレンティーナ(Fiorentina)戦で、守護神ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)がニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)のPKを止めるなどして2-1で辛勝すると、ナポリに暫定で勝ち点12差をつけていた。

 一方、ナポリは26年ぶりのリーグ制覇に望みをつなぐために、何としてもローマに勝つ必要があった。しかし、マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督率いるナポリは、敵地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で迎えた後半44分、ラジャ・ナインゴラン(Radja Nainggolan)に決勝ゴールを許し、痛恨の敗戦を喫してしまった。

 この結果、残り3節でナポリがユベントスとの勝ち点差を覆すことは不可能になった。ナポリは2位を維持しているものの、3位のローマとは勝ち点2差となっており、2位争いは激しさを増している。

 ユベントスの主将ブッフォンは、開幕直後にはタイトル獲得が絶望的となっていた状況から、チームが見事な巻き返しをみせたことについて、「最高の優勝だ。信じられないような逆転劇のおかげだ」とコメントした。

 今季のリーグ戦で16得点を記録し、得点ランキングでナポリのゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)(30得点)に次ぐ2位につけているアルゼンチン代表のFWパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)も「このチームで歴史的快挙を成し遂げられて、すごくハッピーだ。お金には代えられない」と喜んだ。

「ユベントスで、リーグタイトルを獲得できたのは最高だ。これからも、もっと勝ち続けていきたいね」

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