【4月24日 AFP】バングラデシュ北西部ラジュシャヒ(Rajshahi)で23日に大学教授が何者かになたで襲われ殺害された事件で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。イスラム過激派に殺害されたラジュシャヒ大学(Rajshahi University)の教授は4人目。

 英語を教えていたレザウル・カリム・シディーク(Rezaul Karim Siddique)教授(58)は、市内にある自宅から徒歩でバス停に向かっていたところを背後から襲撃された。警察によると、教授の首はほぼ切断された状態だったという。

「襲撃の状況を調べた結果、過激派グループの犯行とみている」と、地元警察幹部はAFPに語った。

 イスラム過激派の戦闘員らは、一連の殺人で世俗派や無神論者などのブロガーや学生も標的にしている。こうした事件により、イスラム教徒が多数を占めるバングラデシュでは民衆から激しい怒りが巻き起こっているほか、表現の自由が脅かされているという懸念が高まっている。(c)AFP/Shafiqul ALAM