【4月24日 AFP】(写真追加)北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は24日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を「目を見張るような成功」と称賛し、韓国や米国をいつでも攻撃できる能力を得たと主張したと伝えた。

 米国と英国は今回の発射実験が国連安保理(UN Security Council)決議に違反するとの見解を示し、こうした挑発行為は域内情勢の悪化につながるとして、北朝鮮に自制を要求した。

 ミサイルは日本海の水中の潜水艦から発射されたが、飛行距離は約30キロにとどまり、失敗に終わったもようだと、韓国国防省は述べている。

 しかし、KCNAによると実験には金第1書記が自ら立ち会い、水中ミサイル発射システムの「信頼性」を確認したという。

 北朝鮮国営テレビは、ミサイルが水中から飛び出し、水面近くに大量の煙を残しながら空へ向けて上昇していく様子や、それを双眼鏡で視察する金第1書記の姿を写した写真を放送した。(c)AFP