【4月22日 AFP】(更新)史上最も大きな影響力を持つポップスターの一人、プリンス(Prince)さんが21日、57歳で急死したことを受けて、音楽界に衝撃が走る中、友人や同世代の著名人、アーティストなどから次々に追悼の声が寄せられた。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、「きょう、世界は創造力の象徴を失った。彼ほどポピュラー音楽のサウンドや軌跡にはっきりとした影響を与えた、あるいはその才能でこれほど多くの人々の心の琴線に触れた人物はほとんどいない」との声明を発表。

 オバマ大統領は昨年、プリンスさんや米歌手スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)さんをホワイトハウス(White House)に招きコンサートを開いていた。

 また、米歌手のマドンナ(Madonna)さんは「彼は世界を変えた!! 真の先見者。何という喪失。打ちのめされた気分」とインスタグラム(Instagram)に投稿。

 マドンナさんは1980年代に一時、プリンスさんと交際。2人は破局後に険悪な関係となった時期もあったが、その後、和解していた。

 マドンナさんの1989年のアルバム「ライク・ア・プレイヤー(Like a Prayer)」には、2人のデュエット曲「ラブソング(Love Song)」が収録された。プリンスさんは、この曲がレコーディングされたプリンスさん所有のスタジオ「ペイズリー・パーク(Paisley Park)」で死亡した。

 マドンナさんはインスタグラムに、同曲の歌詞から『これはラブソング(Love Song)なんかじゃない』とも投稿している。