【4月18日 AFP】スペイン警察は17日、人身売買組織の摘発作戦によって、薬物を投与されて国内各地のホテルやナイトクラブで売春を強制されていた中国人女性29人を保護したと発表した。

 摘発は中国の警察の協力を得て行ったもので、29人を逮捕したという。

 警察によれば、被害者の女性たちは売春行為を拒めないよう薬物や医療薬を投与されたうえで、自宅やホテル、ナイトクラブなどで売春をさせられていた。

 スペイン統計局(INE)によると、スペインで生活する中国人は9万1000人余りを数え、在留外国人としては4番目に多い。(c)AFP