【4月18日 AFP】マグニチュード(M)7.8の地震に見舞われた南米エクアドルの刑務所で、地震に乗じて約100人の受刑者が脱走していたことが分かった。レディ・スニガ(Ledy Zuniga)法相がツイッター(Twitter)で明らかにした。

 脱走劇があったのは同国西部の町ポルトビエホ(Portoviejo)。脱走者のうち、これまでに約30人は拘束され、数人は自ら刑務所に戻ったが、残りは現在も逃走を続けていて警察が行方を追っているという。

 16日午後(日本時間17日午前)にエクアドルを襲った地震では少なくとも246人が死亡。ホルヘ・グラス(Jorge Glas)副大統領によれば2500人が負傷し、17日もがれきの下敷きになった人々の救出活動が続けられている。

 エクアドルは太平洋海盆(Pacific Basin)の大半を取り巻く環太平洋火山帯(Ring of Fire)上に位置するため、地震が頻繁に起きる。16日の地震は揺れがわずか1分ほどだったにもかかわらず、過去40年近くで最悪の被害をもたらしている。(c)AFP