【4月13日 AFP】フィギュアスケート選手の浅田真央(Mao Asada)が、復帰シーズンを終え、2年後の平昌冬季五輪を目指して、現役を続行すると正式に宣言した。

 一昨年の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2014)で3度目の大会制覇を飾った後、1年間の休養を経て、昨年5月に復帰を宣言した25歳の浅田は、次の冬季五輪を目指すかどうかについて、これまで明言したことはなかった。平昌(Pyeongchang)に行くことが決まれば、浅田は27歳で3度目の五輪に臨むことになる。

 12日、スポンサー企業の新商品発表会に出席した浅田は、記者団に対して「選手としてやる以上、五輪という最高の舞台にもう一度行きたいという思いが強い。それが私の最終目標になると思う」と話した。

 さらに浅田は、「フィギュアスケーターとして競技できるのは、あと数年」とも話している。

 天才少女として日本を代表する人気選手になった浅田にとって、五輪の金メダルは、なかなか手が届かない目標だった。

 初出場のバンクーバー冬季五輪では、韓国のライバル選手、金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ)に次ぐ銀メダル。2014年のソチ冬季五輪では、まさかの6位に終わった。

 それでも、ソチ五輪のショートプログラム(SP)で信じられないような出来に終わりながら、驚異的な精神力で立て直し、フリースケーティング(FS)で見事な滑りを披露した姿は、日本中の感動を呼んだ。(c)AFP