【4月13日 AFP】インドの有力紙が12日、同国を訪問中の英国のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)のドレスの裾が風でめくれ上がって太ももがあらわになった写真を1面に掲載し、女優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)の出演映画の有名な一場面になぞらえて「マリリンの瞬間(Marilyn moment)」と見出しを付けて報じたところ、ソーシャルメディアなどで「礼儀に欠ける」などと批判が殺到する事態となっている。

 写真は11日、キャサリン妃が夫のウィリアム王子(Prince William)と共に慰霊碑「インド門(India Gate)」を訪れて花輪を手向けた際に撮られたもの。キャサリン妃はモンローの有名な場面を連想させるような1950年代風の白いドレスを着ていて、その裾が風にあおられてふわりと浮かび上がった。

 インドを代表する新聞の一つであるタイムズ・オブ・インディア(Times of India)がこの写真を一面に載せたところ、読者からキャサリン妃に対する礼を失しているとの非難が寄せられた。

 簡易ブログのツイッター(Twitter)でも、太ももが露出した写真を掲載した同紙の判断を疑問視する声が相次ぎ、「タイムズ・オブ・インディア」はトレンドワード入りした。

 あるユーザーは「低俗なジャーナリズム」とこき下ろし、別のユーザーは「さすがタイムズ・オブ・インディア! インドに来てくれた招待客に対して、1面に載せた写真がこれとはね」と皮肉った。(c)AFP