【4月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は12日、準々決勝の第2戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は3-0でVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)を下し、2戦合計スコア3-2と、逆転でベスト4進出を決めた。

 レアルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がハットトリックを決め、チームをクラブ新記録となる6季連続のチャンピオンズリーグ4強へ導いた。

 ロナウドが2分足らずの間に連続ゴールを決め、前半17分までに合計スコアで追いついたレアルは、その後なかなか決勝点を挙げることができずにいたものの、迎えた後半32分、ロナウドの低く沈むFKがゴール下隅に決まった。

 チャンピオンズリーグ史上初めて、1大会で3度のハットトリックを達成したロナウドは、「魔法の夜にしなくてはならなかったし、実際にそうできた。結果的には完璧な試合になった」と話した。

「僕のDNAにはゴールが刻み込まれている。これからもゴールし続けてチームの力になりたい」

 ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督も、チームの奮闘をたたえつつ、「自分が何者かを、つまり世界最高の選手だということを示した」と、ロナウドには格別の賛辞を贈った。

「クリスティアーノにもチーム全体が必要だ。私はチームのことを話したい。今回の結果は、チーム全員でつかみ取ったものだからだ。それでもやはり彼は特別だ。誰もが3ゴールを決められるわけじゃない」

 チャンピオンズリーグのレアルは、ジダン監督が選手としてプレーしていた14年前の準々決勝バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦を最後に、第1戦を落とした場合は8回連続で敗退していたが、久々の逆転突破を果たした。(c)AFP/Kieran CANNING