トップ > ライフ > 文化・芸術

屋根裏から「カラバッジョ名画」発見 推定150億円の価値 仏

2016年4月13日 8:04 発信地:パリ/フランス

このニュースをシェア

屋根裏から「カラバッジョ名画」発見 推定150億円の価値 仏
1/13
仏パリで公開された、南西部トゥールーズ近郊の住宅の屋根裏からみつかったイタリアの画家カラバッジョの作品とされる絵画のそばに立つ仏美術専門家のエリック・テュルカン氏(2016年4月12日撮影)。(c)AFP/PATRICK KOVARIK

【4月13日 AFP】(訂正)フランス南西部トゥールーズ(Toulouse)近郊の住宅の屋根裏からみつかった絵画について、2人の専門家が12日、イタリアの画家カラバッジョ(Caravaggio)が400年前に描いた「本物の」作品であるとの見解を示した。その価値は最高1億2000万ユーロ(約150億円)と推定されているが、真作かどうかを疑問視する声も上がっている。

 作品は2014年、家の持ち主が雨漏りのする天井を調べていた際に偶然見つかった。旧約聖書のユディト(Judith)記に登場する、ユディトが将軍ホロフェルネス(Holofernes)を斬首する場面を描いた「ホロフェルネスの首を斬るユディト」と呼ばれる作品で、保存状態は極めて良好。専門家らは、1600~1610年の間に描かれたものだと推定している。

 専門家の一人、エリック・テュルカン(Eric Turquin)氏は、「いかにもカラバッジョらしい光とエネルギー、ミスがなく、自信に満ちた筆遣いや描写手法から、本物であることが分かる」と評し、最高で1億2000万ユーロの値が付く可能性もあると指摘した。

 カラバッジョ研究の大家の一人とされ、伊ナポリ(Naples)にある有名な国立カポディモンテ博物館(National Museum of Capodimonte)の館長を務めた経験もあるニコラ・スピノザ(Nicola Spinosa)氏も同意見だという。

 AFPが入手したスピノザ氏の鑑定書には、「この絵画は、たとえ有形の、反論の余地を認めない証拠が得られなかったとしても、カラバッジョの作品とほぼ間違いなく認識可能なもので、本物と認めざるを得ない」と記されている。

 カラバッジョは本作より前に、同じ主題の別バージョンを制作しており、そちらの作品は現在、イタリアの首都ローマ(Rome)の国立古典美術館(National Gallery of Ancient Art)に所蔵されている。

 テュルカン氏は一方で、他の専門家の中には、カラバッジョの作風に影響を受けたフランドル地方の画家ルイス・フィンソン(Louis Finson)が絵画の作者だとする見方もあることを認めている。

 また、仏美術情報紙「Le Quotidien de l’Art」は、この作品が「本物ではない」とする別のカラバッジョ研究者の見解を伝えている。ただ、この研究者も「非の打ち所がない質」を持った作品だと認めている。(c)AFP/Franck Iovene and Jean-Francois Guyot

メディア・報道関係・法人の方向け 写真・動画 購入のお問合せ>

こんな記事も読まれています

あわせて読みたい

話題の記事

ライフスタイル 新着一覧へ>

トップストーリー

ピックアップ

人気記事>