【4月11日 AFP】(写真追加)先進7か国(G7)外相会合が開催された広島で11日、原爆投下の跡地につくられた平和記念公園を米国務長官として初めて訪れたジョン・ケリー(John Kerry)氏は報道陣に「衝撃を受けた」と語った。

 ケリー氏は、平和記念公園を初めて訪れた米国務長官となったことについて「非常に大きな名誉だと感じたとともに、感極まるものだったことを個人レベルで表明したい」と述べた。また、平和記念資料館(原爆資料館)について「驚異的」で「人間としてのすべての感受性を揺さぶられる衝撃的な展示だった」と語った。さらに今回、広島を訪問したことでどんなメッセージを発信したいかと尋ねられると「すべての人が広島を訪れるべきだ」と述べた。

 1945年に米国が広島に対して原爆を投下して以来、米国務長官の同公園訪問はケリー氏が初めて。米政府関係者の中では最高位の訪問となる。(c)AFP