【4月10日 AFP】米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の裸体画が、週末に英ロンドン(London)市内で展示された。この作品は米国で検閲され、画家はトランプ氏の支持者から1000回近く殺害予告を受けたと主張している。

 この作品の画家はロサンゼルス(Los Angeles)を拠点とするイルマ・ゴア(Illma Gore)氏(24)。作品はトランプ氏の選挙スローガンに合わせて「米国を再び偉大に(Make America Great Again)」と題されている。8日にロンドン市内メイフェア(Mayfair)にある画廊「マドックス(Maddox)」に展示され、100万ポンド(約1億5000万円)の値が付けられている。

 ゴア氏は「わたしたちが身体的自己に置く重要性について、良くも悪くも、作品を見た人の反応を引き起こす狙いで創作した」と語った。

 作品はトランプ氏の男性器が小さいと想像した上で描かれており、米国では公開展示が禁止された。また、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく著作権侵害の申し立てを受け、ソーシャルメディアからも削除された。(c)AFP