【4月9日 AFP】リオデジャネイロ五輪の男子バドミントンでメダル候補に挙がっていた桃田賢斗(Kento Momota)が8日、違法な裏カジノに出入りしたことが明らかになったことを受け、記者会見で謝罪した。

 世界ランク2位で、昨年8月の世界バドミントン選手権大会(2015 TOTAL BWF World Championships)で日本人男子選手として初の銅メダルを獲得した桃田と、チームメートの田児賢一(Kenichi Tago)の両選手は、日本バドミントン協会(NBA)から処分が下れば、今夏の五輪に出場できなくなる。

 福島の学校に通っていた桃田は、「福島県の方に、五輪で活躍して元気や勇気を与えたかった。こうした軽率な行動で期待を裏切ってしまったことを深く反省している」と会見で述べた。

「自分が日本代表を引っ張っていかなければいけない立場なのに、好奇心があった」

 この問題を受けて、桃田は昨年優勝したシンガポール・オープン(OUE Singapore Open 2016)の欠場を決めた。テレビ中継もされた会見で桃田は、裏カジノに6回行き50万円負けたと話した。

 一方、日本選手権で6度の優勝を誇る田児は頻繁にカジノ店に出入りして計1000万円負けたと明かし、「みなさんを裏切り、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。(c)AFP