【4月8日 AFP】フランス南西部ボルドー(Bordeaux)のワイン生産者たちは、2015年のブドウの栽培環境が理想的だったことを喜び、「すばらしい」ビンテージの年になるだろうと期待を寄せており、専門家らもこの予測に同意した。

 世界的に有名なワイン醸造コンサルタントのミシェル・ロラン(Michel Rolland)氏は、ボルドーの毎年恒例の新物テースティングイベントで「これまでにわれわれが作った中で最高のグレートビンテージだ」と述べ、「2005年の力強さがあり、2009年のこくがある」と語った。

 南アフリカのケープタウン(Cape Town)でワインショップを経営するニール・ペンドック(Neil Pendock)氏も同意する。「初物をテースティングするために4、5年(ボルドーを)訪れているが、今回が最高だ」とペンドック氏は語り、15年の果実味とわかりやすさを称賛した。

 ボルドー近郊のリブルヌ(Libourne)にあるテースティング研究所「イーノチーム(Oenoteam)」のワイン専門家、ステファン・トゥトゥンジ(Stephan Toutoundji)氏は、2015年の品質の高さはボルドー全域に当てはまると述べ、「最近の際立った年である2005、2009、2010に肩を並べる」と語った。(c)AFP