【4月1日 AFP】インド東部コルカタ(Kolkata)で3月31日に建設中の高架道路が崩落した事故で、死者は22人、負傷者は100人近くとなった。地元当局が明らかにした。現場では依然として多数ががれきの下敷きになっているとみられ、死者は増える恐れがある。

 建設中の高架道路は同日の昼食時、混雑する通りの上に突然崩落。歩行者や自動車が巨大なコンクリート板や金属の下敷きとなった。現場では同日夜も、数百人の救急隊員が救出活動を続けている。

 ある目撃者は「爆弾の爆発」のような大きな音が聞こえ、「突然、煙と塵だらけになった」と語っている。

 事故を受け、高架道路を建設していたインド企業IVRCLのコルカタ支部が捜査当局によって立ち入り禁止にされ、警察は過失致死の容疑で同社に対する捜査を開始した。

 同社は2009年に同建設プロジェクトを工期18か月、予算2500万ドル(約28億円)近くで請け負ったが、7年経った時点でわずか55%しか完了していなかった。(c)AFP/Sailendra Sil