【3月31日 AFP】米国務省は30日、容姿が「10点」満点ではない人に対する旅行のアドバイスをソーシャルメディア上に投稿したことについて、謝罪を表明した。

 米国務省領事局(Bureau of Consular Affairs)は ツイッター(Twitter)に投稿した該当ツイートを削除した上で、「一部の人が先ほどのツイートに傷つけられた。結果的に、否定的なツイートになったことを謝罪する」とツイッターで述べた。

 問題のツイートは領事局が「@TravelGov」アカウントで「米国で『10点』ではない?なら海外でも10点ではない。だまされて高価な飲み物を買わされることや、もっとひどい場合には強盗に遭うことに注意しよう」と忠告したもの。

 このツイートは、米国の大学生がパーティーをすることで知られる1週間の春休み「スプリング・ブレーク(Spring Break)」の期間に海外旅行をする人に向け、海外でトラブルに巻き込まれないようにするための注意喚起キャンペーンの一環として行われた。

 批判を受けて領事局はツイッターで、一連のツイートは海外旅行する米国人が被害者になるのを食い止めようと努めただけだったとし、「毎年多くの米国人が詐欺などの被害を受けている。旅行中は慎重になってほしい」と述べた。(c)AFP