【3月30日 AFP】エジプト航空(EgyptAir)機がハイジャックされ、キプロスに着陸した事件で、セイフ・アルディン・モハメド・ムスタファ(Seif al-Din Mohamed Mostafa)容疑者(58)が30日、キプロス・ラルナカ(Larnaca)の裁判所に事件後、初めて出廷した。

 ムスタファ容疑者は、偽物の自爆ベルトを使ってエジプト・アレクサンドリア(Alexandria)発カイロ(Cairo)行きの旅客機をハイジャックし、キプロスの空港に着陸させ、キプロス人の元妻との面会を要求した疑いで逮捕された。

 当局はムスタファ容疑者が「精神的に不安定」な状態にあると述べている。出廷したムスタファ容疑者は裁判所で一言も話さなかったが、退廷し車に乗り込む際、記者団に向かってVサインを見せた。(c)AFP