【3月29日 AFP】(写真追加)台湾の台北(Taipei)で28日、幼児が母親の目の前で男に頭部を切断される事件が発生し、社会に衝撃を与えている。警察は容疑者の男を逮捕し、通り魔事件とみて捜査を行っている。

 警察の発表によれば、リウ(Liu)という姓の被害者の女児は、親戚と会うため母親と一緒に地下鉄駅へ向かっていた途中に男に襲われた。

 容疑者はワン(Wang)という姓の33歳の男。母親は容疑者を引き離そうとしたものの力ずくで脇に押しやられ、その間に容疑者は女児の頭部を包丁で切断、女児はその場で死亡した。

 容疑者は現行犯逮捕され、現在、勾留されている。警察によると薬物絡みの犯罪で前科があるという。

 台湾紙「蘋果日報(Apple Daily)」は、容疑者は無職で両親と同居しており、精神疾患による入院歴があると報じている。

 警察は被害者の年齢を明らかにしていないが、地元メディアは4歳と伝えている。(c)AFP