【3月26日 AFP】ベルギーの検察当局は25日、襲撃事件を計画していたとみられる男が前日夜に仏パリ(Paris)近郊で拘束されたことを受けて、新たに3人の男を拘束したと発表した。

 仏警察はパリ近郊で24日夜、レダ・クリケット(Reda Kriket)容疑者(34)を拘束し、同容疑者のアパートで武器と爆発物を発見した。同容疑者は近日中に襲撃を実行する計画だったとみられている。

 これを受けてベルギーの警察は25日、同国の首都ブリュッセル(Brussels)で複数の強制捜査を行った。うち1件はパリ同時テロ実行犯のサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)容疑者の逮捕につながった強制捜査が行われたのと同じブリュッセルのフォレ(Forest)地区で行われた。

 同市スカールベーク(Schaerbeek)地区の人通りの多い路上で実施された強制捜査では、容疑者の男が脚を撃たれて負傷した。スカールベークの住人が上層階の窓から撮影してソーシャルメディアに投稿した動画には、小さなバックパックを持った男が路面電車の停留所の横に倒れている姿が映っていた。