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CO2排出、過去6600万年で最速ペース

2016年3月22日 13:48 発信地:パリ/フランス

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CO2排出、過去6600万年で最速ペース
スペイン南部アルヘシラス市にある石油化学工場の煙突から立ち上る煙(2015年6月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/Jorge Guerrero

【3月22日 AFP】人類は地球上で過去6600万年の間に起きた自然な温暖化のどれよりも10倍速いペースで、大気中に温室効果ガスを排出しているとする研究が21日、発表された。

 研究者らによるとこの排出ペースは、5580万年前の気候大変動さえも上回り、人類を未知の危険な領域に追い立てているという。

 5580万年前の「暁新世(ぎょうしんせい)始新世(ししんせい)境界温暖化極大期(Paleocene-Eocene Thermal MaximumPETM)」と呼ばれる期間には、2000~3000年の間に地表の温度が5度以上上昇した。

 一方、2世紀前から現在の気候変動は、特に過去50年が顕著だが、気温上昇はこれまでわずか1度にとどまっている。しかし、すでに超巨大ハリケーンや海面上昇による高潮、壊滅的な干ばつなどが発生しており、このままの道をたどれば、温室効果ガスによって地球の気温は2100年までに3~4度上昇するだろう。

 二酸化炭素(CO2)汚染によって起こり得る同様の影響を予測するために、PETMについては詳しい研究が行われてきたが、大量のCO2排出とそれに続く急速な気球温暖化、生物種の大規模な消滅と、状況は現在と相似している。一方、約5600万年前に種の絶滅が起きたのは主に海だったが、現在のいわゆる「6度目の大量絶滅期」では、海と陸の両方で種が絶滅の危機にひんしている。

 論文の主筆者リチャード・ジーベ(Richard Zeebe)氏は「生態系への影響は、気温変化の幅よりも速度で現れる傾向がある」と述べる。地球上で現在起きている変化は、その速さの面でPETMのような時期よりも、彗星の激突によって恐竜が絶滅した白亜紀(Cretaceous)末期に近いと同氏はいう。

 米カリフォルニア大学サンタクルーズ校(University of California, Santa Cruz)、ハワイ大学(University of Hawaii)の科学者らによるこの研究は、英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)に掲載された。(c)AFP/Marlowe HOOD

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