【3月21日 AFP】インドネシア東部の辺境で暮らす70歳の女性が、魔術を使ったと疑った男らになたで斬りつけられて死亡した。警察が21日、発表した。

 スラ諸島(Sula Islands)の村ブヤ(Buya)で暮らしていた被害者は20日未明、3人の男に襲撃された。うち1人の男が、自分の妻に被害者が魔術を掛けたのではないかと疑念を抱いていたいう。

 地元警察の当局者がAFPに語ったところによると、「男の妻が病気になった際、何かに取りつかれたような気がすると訴え、あの老女が自分に魔術を掛けたと話した。男はこの話を信じ込み、友人らを連れ立って老女を探しに出掛けた」という。

 男は大勢の村人らを連れて老女宅に押し掛けたが、中に入って殺害に及んだのは3人のみだったと、この当局者は話している。この3人は殺人容疑で逮捕されたという。(c)AFP