■童貞男子向けにも計画

 しかし、検査を受けて処女と認められた女性たちや地元当局は、異論を唱える。

「処女検査は私のプライバシーを侵害しない。私はありのままの自分を愛しているし、検査は私にさらなる尊厳を与えてくれる」と、ドゥロドゥロさんは言う。彼女は若い女性たちの「ロールモデル」になりたいという。

「任意で行われているので、プライバシーの侵害はない。痛みもないし、屈辱を感じることもまったくない」と、ウトゥケラ地区の女性区長、マジブコ氏は付け加えた。

 同氏は同検査が性差別だという訴えも一蹴。同様の制度を男性向けにも導入する計画があると述べた。ただしどのように検査するかについては説明しなかった。

「長期的な計画では、童貞の男子たちにも奨学金を供与していくつもりでいる」と、マジブコ区長は説明。「私たちはHIVやエイズと闘う意向だし、10代の妊娠も止めたい。これが有効な手段だと考えている」と語った。(c)AFP/Susan NJANJI