【3月21日 AFP】トルコのイスタンブール(Istanbul)で外国人4人が死亡した自爆攻撃について、エフカン・アラ(Efken Ala)内相は20日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と関係を持つトルコ人過激派の男の犯行と断定したことを明らかにした。

 同内相は記者会見で、自爆犯の身元について、シリアとの国境に接する南東部ガジアンテプ(Gaziantep)市出身のメフメット・オズトゥルク(Mehmet Ozturk)容疑者と発表した。容疑者は1992年生まれで、2013~15年の間にシリアへ渡航していたとされる。

 自爆攻撃は19日、市中心部の繁華街イスティクラル通り(Istiklal Caddesi)で発生。イスラエル人3人とイラン人1人が死亡、外国人を主とする39人が負傷した。犯行声明は出されていない。

 トルコの通信社ドーガン(Dogan)によると、オズトゥルク容疑者の身元はDNA鑑定の結果特定された。国内メディアは当初、ISメンバーとされているサワシュ・ユルドゥズ(Savas Yildiz)容疑者(33)が自爆犯だったとみられると報道していた。

 アラ内相によると、事件に関連しこれまでに5人が身柄を拘束された。ドーガンは、うち2人はオズトゥルク容疑者の父親と兄弟だと報じている。(c)AFP/Clare BYRNE with Burak Akinci in Ankara