【3月19日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)準々決勝の組み合わせ抽選会が18日、スイスのニヨン(Nyon)で行われ、強力な攻撃陣を擁する昨季覇者のFCバルセロナ(FC Barcelona)は、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との対戦が決まった。

 バルセロナが誇るリオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)の3人は、高い攻撃力で対戦相手に恐れられており、ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督の率いるアトレティコとの試合では、準々決勝敗退に追いやられた2シーズン前のリベンジを狙うことになる。

 抽選会に出席したバルセロナのハビエル・ボルダス(Javier Bordas)氏は、「アトレティコとの対戦が決まったことで、すべてが難しくなった」とコメント。今大会でわずか3失点しか喫していないアトレティコについて、「彼らの強さはご存じの通りだ。鉄壁の守備力を持ち、得点を奪うことができる」と語った。

「彼らはスペイン1部リーグで最大のライバルだ。対戦する可能性があったチームの中で、アトレティコ以上に厳しい相手はいないよ。今回は本当にタフな戦いになる」

 対するアトレティコは、2013-14シーズン大会の準々決勝でバルセロナを2試合合計スコア2-1で退けると、チャンピオンズリーグ決勝まで勝ち進んだ。そのシーズンのアトレティコは、バルセロナと対戦した6試合で無敗を記録したが、それ以降は6連敗を喫している。

 アトレティコのシメオネ監督は、「バルセロナはたしかに世界最高のチームだ。その世界最高のチームと対戦できるのだから、これ以上のことはない。とても楽しみだよ」と述べ、ライバルを称賛した上で相手に不足なしとの姿勢をみせた。