【3月17日 AFP】イングランド2部リーグのサッカー選手が、英国とアイルランドの競馬の祭典「チェルトナム・フェスティバル(Cheltenham Festival)」を訪れた際に、公衆の面前で放尿したことが発覚し、クラブから罰金と謹慎処分を科された。

 処分を受けたのは、チャンピオンシップリーグのミルトン・キーンズ・ドンズFC(Milton Keynes Dons FC)に所属するサミル・カラザース(Samir Carruthers)。フェスティバルが開幕した15日、障害重賞が行われる南西コースで、英大衆紙サン(The Sun)に問題の場面を撮影された。

 同紙の写真には、バルコニーに立つカラザースが、手に持っていたグラスに放尿する様子が写っている。

 さらに写真を見ると、フットボールリーグ1(3部)のシュルーズベリー・タウンFC(Shrewsbury Town FC)からノーザンプトン・タウンFC(Northampton Town FC)へローン加入しているジェームズ・コリンズ(James Collins)も、同様の行為に及び、グラスに入った尿をバルコニーから芝生に向かって流し捨てている。

 これを受けて、ミルトン・キーンズ・ドンズはカラザースに給与2週間分の罰金と次節出場禁止の処分を科した。

 22歳のカラザースは、問題の行為を公式に謝罪し、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)で「とにかくすべての方々へ、家族へ、クラブへ、会長へ、監督へ、すみませんでしたと言いたいです」と述べた。

「両親は、あんなことをする人間に僕を育てなかったし、皆さんを失望させてしまいました。地域の皆さん、ミルトン・キーンズの皆さんを失望させてしまいました。あんなことをしたのだから、批判されるのは当然です」

 一方のコリンズについては、シュルーズベリーとノーザンプトンが共同で声明を発表し、「共同で内部調査を行い、両クラブ間で話し合った結果、期限付きで移籍しているストライカーのジェームズ・コリンズには、2週間分の給与に相当する罰金を科し、今後の行いについて注意しました」と処分内容を明かしている。(c)AFP