【3月14日 AFP】オーストラリア・メルボルン(Melbourne)で13日、毎年恒例のチャリティーイベントの人力飛行機コンテストが開催された。出場者は便器からスペースシャトルまで、さまざまな形をした手製の「飛行機」で飛行距離などを競い合い、会場となったヤラ川(Yarra River)の岸辺では多数の見物客が声援を送った。

 イベントでは、機械の補助を借りない手作りのグライダーに乗った出場者が、川の上に設けられた高さ4メートルのジャンプ台から飛び降り、着水までの距離などを競った。出場者12人の中には、複数の風船で作った鳥、流れ星、巨大な張り子の便器など、カラフルで奇抜な格好の人もみられた。

 最長距離を記録したしたのは、より従来型の形のグライダーで17メートル飛んだマイケル・ポール(Michael Paul)さん。2005年から毎年参加しており、前回までに9回の優勝実績を持つベテランだ。

 地元紙ヘラルド・サン(Herald Sun)によると、ポールさんは多発性硬化症の弟のために1万2000オーストラリアドル(約100万円)余りの募金を集めた。(c)AFP