【3月14日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2016)は13日、第4節の試合が行われ、スコットランドが29-18でフランスに勝利し、最終節を待たずしてイングランドの優勝が決定。イングランド代表のエディー・ジョーンズ (Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、今大会での目標を全勝優勝(グランドスラム)に定めた。

 2011年を最後に優勝から遠ざかっていたイングランドは、第1節のスコットランド戦を15-9で制して好スタートを切ると、続く第2節のイタリア戦は40-9で圧勝。第3節ではアイルランドを21-10で退けると、12日の第4節はウェールズに25-21で競り勝った。

 これでイングランドに残された目標は、フランスと対戦する19日の最終節で勝利を収め、W杯を制した2003年以来のグランドスラムを達成することになるが、この年のW杯決勝で対戦したオーストラリアは、くしくもジョーンズHCが指揮官を務めていた。

 ジョーンズHCは英国放送協会(BBC)に対し、「優勝が決まって喜ばしいのはたしかだが、チームとしての目標はまだ達成していない。それはグランドスラムだ」とコメント。

「このチームで成し遂げることが素晴らしい。このチームはW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)とほとんど同じ布陣だ。つまりチーム自身が変わったのであり、真の立役者は選手なんだ」

「しっかり準備していれば、フランス戦で仕事はやり遂げられる。自信を持って仏パリ(Paris)に向かう。フランスは常に強豪国の一角を占めており、現在もその実力を示している。卓越したラグビーを披露するチームだが、それが十分に発揮されないこともあるので、相手にあまり主導権を与えないように心掛けていく必要がある」

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