【3月2日 AFP】米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走るドナルド・トランプ(Donald Trump)氏だが、米経済誌フォーブス(Forbes)が1日に発表した2016年版の世界長者番付では順位を大幅に下げたことが明らかになった。

 大統領選で自身の豊富な資金力を売りにしているトランプ氏は、フォーブスの2016年版の世界長者番付では昨年の121位から324位へと大きく後退。競争心の強い不動産王のトランプ氏は200人以上の富豪に追い抜かれたことになる。

 同誌によるとトランプ氏の資産総額は昨年と同じ45億ドル(約5100億円)。自分の資産は100億ドル(約1兆1400億円)だと発表している額の半分に満たないとはいえ、富豪の平均資産額は上回っている。

 一方、世界長者番付で昨年1位だった米マイクロソフト(Microsoft)の共同創業者、ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏は、昨年より42億ドル(約4800億円)減少したものの推定資産総額750億ドル(約8兆5400億円)で引き続き首位だった。

 米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(Facebook)の共同創業者で最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏は、昨年より112億ドル(約1兆2800億円)多い446億ドル(約5兆800億円)で過去最高の6位と順位を上げた。5位には米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の創業者ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏がつけ、両氏ともに初めて10位以内に入った。(c)AFP