【3月1日 AFP】世界ラリー選手権(WRC)で9度の総合優勝を誇るセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)が、チーム・プジョー・ハンセン(Team Peugeot-Hansen)から世界ラリークロス選手権(World Rallycross Championship)にフル参戦することになった。

 ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)で総合9位に入った42歳のローブは、2012年にWRCから事実上の引退をした後、世界ツーリングカー選手権(World Touring Car Championship)に参戦していた。

 ローブは、規模は小さいながらも激しさが増す世界ラリークロス選手権で、王者ペター・ソルベルグ(Petter Solberg、ノルウェー)と往年のライバル対決に臨み、ファンの目を楽しませることになるかもしれない。

 今季の世界ラリークロス選手権は、4月に開幕し、11月にアルゼンチンで幕を閉じる。

 プジョーはまた、欧州ラリークロス選手権(European Rallycross Championship)を通算14度制しているケネス・ハンセン(Kenneth Hansen)氏を父に持つティミー・ハンセン(Timmy Hansen、スウェーデン)がローブのチームメートになり、ダカールラリーのマシンより200馬力大きい550馬力を誇る「208 WRX」のスーパーカーを駆ることになると発表した。(c)AFP