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米最高裁判事が10年ぶり質問、法廷一同あぜん

2016年3月1日 15:35 発信地:ワシントンD.C./米国

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米最高裁判事が10年ぶり質問、法廷一同あぜん
米首都ワシントンの連邦最高裁判所で、公式写真撮影にのぞむクラレンス・トーマス連邦最高裁判事(2010年10月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/TIM SLOAN

【3月1日 AFP】米連邦最高裁判所が、まれにみる驚きに揺れた──発言を一切しないことで知られるクラレンス・トーマス(Clarence Thomas)判事が、2月29日の審議で、10年ぶりとなる質問を行ったのだ。

 保守派のトーマス判事は、同じ連邦最高裁判事で最近死去したアントニン・スカリア(Antonin Scalia)氏と思想こそは共通していたが、多弁だったスカリア氏とは違い、口頭弁論で決して発言しない唯一の判事として知られていた。

 だがこの日行われた、家庭内暴力で有罪判決を受けた人が銃を所有することを禁止する法律をめぐる審議で、連邦政府側が弁論を終えると、トーマス判事はその重い口を開いた。

「軽犯罪法違反が憲法上の権利を停止させる別の領域を示すことができますか」とトーマス判事が尋ねると、信じられないといった様子の顔が判事に次々と向けられた。

 この裁判を追っている記者らによると、黒い布で覆われた故スカリア判事の席の隣に座ったトーマス判事は、まるで突然口がきけるようになったかのように、矢継ぎ早に質問を続けた。

 トーマス判事が最後に質問したのは2006年2月22日、死刑に関する審議でのことだった。以後、沈黙を破ったのは2013年1月に口頭弁論で冗談を口にしたときの一度のみだった。(c)AFP

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