【2月29日 Relaxnews】欧州の航空機メーカー「エアバス(Airbus)」は、航空機内で肥満の乗客やその隣の乗客がより快適に過ごせるため、「ベンチ型座席」を導入するという対応策を打ち出した。

 米特許商標局(USPTO)のウェブサイトで披露されたエアバスの最新の特許技術は、これまで肘掛けで区切られたバケットシートを、肥満の大人2人、または家族全員が座れる長椅子に変更するというもので、長形の座面を採用することにより、さまざまな座席配置や乗客のニーズに対応することができる。

 例えば、長椅子とシートベルトを調整し、大柄の大人2人が着席できるようにしたり、身体が不自由な乗客に追加スペースをつくったりできる。

 また、家族全員を収容できるように変更することも可能で、同じ長椅子に大人2人と子ども2人が着席する構成に変更できるシートベルトのシステムが、特許の設計図に示されている。(c)Relaxnews/AFPBB News