【2月29日 Relaxnews】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に登録されているイタリアの5つの漁村「チンクエ・テッレ(Cinque Terre)」は、ここ数年で急増している観光客の数を抑制するため、今年の夏からチケット制を導入する。

 チンクエ・テッレは、イタリア北西部リグーリア(Liguria)州の海沿いにある国立公園。観光客数は、2011年には豪雨被害を受けた影響で40万人まで落ち込んだが、2015年にはクルーズ船の寄港で多数の日帰り客が訪れるようになったことから250万人に急増した。

 こうした中、チンクエ・テッレの広報担当者は先週、今夏から5つの漁村をつなぐ断崖の道に入るにはインターネットでのチケット事前購入が必要になると発表した。通年の観光客を150万人に減らすのが狙いだという。

 近年、世界各地の観光地では、格安航空券やマスツーリズム(観光の大衆化)の拡大を受けて旅行者が急増し、環境保全のために観光客数を制限せざるを得ない事例が相次いでいる。(c)Relaxnews/AFPBB News