【2月29日 AFP】(更新、写真追加)米ハリウッド(Hollywood)で28日に開催された第88回アカデミー賞(Academy Awards)授賞式で、映画『レヴェナント:蘇えりし者(The Revenant)』のレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio、41)が主演男優賞を受賞した。通算5回目の俳優部門ノミネートで、ついに栄冠を勝ち取った。

 主演男優賞にはその他、『トランボ(原題、Trumbo)』のブライアン・クランストン(Bryan Cranston)、『オデッセイ(The Martian)』のマット・デイモン(Matt Damon)、『スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)』のマイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)、『リリーのすべて(The Danish Girl)』のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)がノミネートされていた。

 22年前に初のノミネートを果たして以降、通算6回目、俳優部門では5回目のノミネーションでの受賞となったディカプリオ。会場からスタンディングオベーションで迎えられ壇上に登ると、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督を含む恩人らに感謝の意を表明。その後、自身が情熱を注いでいる気候変動問題に触れ、「気候変動は今、現実に起きています。私たちの種全体に危険を及ぼす最も差し迫った脅威です。私たちは協力して、先延ばしをやめる必要があります」と訴えた。(c)AFP