【2月28日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2016)は27日、第1節の試合が行われ、NSWワラタス(NSW Waratahs、オーストラリア)が30-10でレッズ(Queensland Reds、オーストラリア)に勝利した。

 レッズの五郎丸歩(Ayumu Goromaru)は前半26分から出場してスーパーラグビーデビューを飾り、長い距離のペナルティーとコンバージョンを蹴り込んだ。

 ワラタスは試合の大部分を支配してこの日四つのトライを決めた。前半を終えて20-0とリードを奪ったものの、その後はこの大きなリードを生かせず、レッズに抑え込まれて後半のスコアは10-10となった。

 オーストラリア代表のマイケル・チェイカ(Michael Cheika)前ヘッドコーチ(HC)の退任に伴い、ダリル・ギブソン(Daryl Gibson)HCが就任したワラタスは、SOカートリー・ビール(Kurtley Beale)、FBイズラエル・フォラウ(Israel Folau)、そしてニュージーランド代表WTBザック・ギルフォード(Zac Guildford)がプレーに絡むと活気がもたらされた。

 特に目をひいたビールは、前半に見事なパスからマット・キャラロ(Matt Carraro)のトライをお膳立てすると、さらに守備でもレッズのクリス・フェアウアイサウティア(Chris Feauai-Sautia)のトライを阻止するタックルを決めた。

 しかしながら、ワラタスはセットプレーでレッズに渡り合うことができなかった。終盤にレッズはシンビンでFWが7人となったものの、スクラムで上回り、ワラタスのファンをいらだたせた。

 レッズはそのセットプレーでの優勢を生かし、後半に入るとジェイク・マッキンタイア(Jake McIntyre)のトライなどで10点差まで追い上げたが、ビールがキックパスからニック・フィップス(Nick Phipps)のトライをアシストし、ワラタスがダービーの結果を決定的なものにした。(c)AFP