【2月25日 AFP】(写真追加)ネパールで24日に小型旅客機が山中に墜落した事故で、当局は、乗客乗員23人全員が死亡したことを明らかにした。

 乗客20人と乗員3人を乗せた航空会社タラ・エア(Tara Air)の双発プロペラ機「ツインオッター(Twin Otter)」は24日朝、西部の観光地ポカラ(Pokhara)を離陸した8分後に航空管制との連絡が途絶えた。

 その後、首都カトマンズ(Kathmandu)の西約220キロの山岳地帯にあるミャグディ(Myagdi)郡で、同機の残骸らしいものを発見したとの地元住民の通報があり、ネパール軍は現地にヘリコプターや歩兵を派遣した。

 ミャグディ郡当局者によると、墜落現場に少人数のチームが到着したが、「生存者がいる可能性はない」という。タラ・エアによると乗客には中国人1人とクウェート人1人が含まれる。残りは全員がネパール人で、うち2人は子どもだった。(c)AFP/Paavan MATHEMA